毎月毎月の借金返済がとてもきついと感じている人も多いことでしょう。何も対策を講じずに債権者に言われるがまま借金の返済を行っていては、行き詰まってしまう可能性も高まります。
本記事では借金の返済がきつい場合に、少しでも楽にするコツを解説するとともにやってはいけないことも紹介します。
借金の返済がきつい場合に行うこと
借金の返済がきつい場合に積極的に行いたいことが以下となります。
- 副業を行う
- 固定費削減を考える
- 浪費をやめる
- 一括返済や繰り上げ返済を行う
- おまとめローンを活用する
- 債務整理を視野にいれる
副業を行う
近年ではフリーランスが増加傾向にある背景から、外部に仕事を発注する企業も増えてきています。いわゆるビジネスSNSを通して仕事の発注をかけるのです。
ビジネスSNSとは、主に仕事の受発注を目的としたビジネスに特化したSNSです。こういったビジネスSNSでは単発の仕事が多く紹介されているので、副業として行うには最適です。
固定費削減を考える
固定費は一定の期間において常に発生する費用です。いわゆる光熱費や通信費、保険代といったものが挙げられます。
これらの費用を少しでも安くできないかを模索します。電力会社やガス会社等を見直してみる、保険の内容を確認し無駄な掛金を減らす等ができる場合もあります。
浪費をやめる
浪費とは意識していなくても生活レベルが高いまま日常生活を過ごしている場合もあります。例えば以下のようにこだわりが強いことを指します。
- 都内・駅チカに住まなければだめだ
- タワマンでなければ購入しない
- この農家さんの育てたオーガニック食材でなければ買わない
こういった事例はすべて「浪費=生活レベルを落とせない」と受け取れます。こういったこだわりが随所にある場合、出費の額は当然ながら大きくなっていきます。
一括返済や繰り上げ返済を行う
一括返済や繰上返済を行い、借金総額を大きく減らすことも有効です。臨時収入やボーナスなど、まとまったお金が入ったときには一括返済や繰り上げ返済で一気に返済してしまいましょう。
返済期間は長引けば長引くほど、利息の分だけ支払額が増えていきます。そのため返済期間を短くすることは、経済的負担を軽減する重要なポイントです。
おまとめローンを活用する
おまとめローンを活用することで、金利が下がり利息の負担が軽くなる場合があります。そのため、借金の返済がきついと感じる場合は検討することも一つの手です。また複数あった返済先を1本化することでやり取りの手間も省けます。
債務整理を視野にいれる
どうしても借金返済に行き詰まり自分で対策を施せない場合は債務整理も視野に入れます。債務整理を行うことで利息のカットや借金の減額が見込めます。
債務整理は自身で行うこともできますが、失敗する可能性があるためしっかりと弁護士に相談したうえで行うことをおすすめします。
借金の返済がきつい場合に行ってはいけないこと
借金の返済がきつい場合に積極的に行いたいことがある一方で、逆に行ってはいけないこともあります。それが以下となります。
- 借金の返済を借金で行う
- 投機やギャンブルで一攫千金を狙う
- リボ払いにしてしまう
- クレジットカードを現金化する
- ヤミ金を利用してしまう
借金の返済を借金で行う
借金の返済を借金で行うことは利息だけが増えていくため、完済を先送りさせているだけに過ぎません。これでは一向に問題は解決せず、近いうちに利用可能額の上限にも達してしまいます。
こうなると借入れ自体ができなくなります。このようにならないためにも、借金の返済を借金で行うことは避けた方が無難と言えます。
投機やギャンブルで一攫千金を狙う
投機やギャンブルで一攫千金を狙うことも、まずうまくはいかない方法の一つと言えます。投機とはいわゆるスキャルピングやデイトレードのことで、株やFXで差益だけを狙い売買を繰り返して儲けることを言います。
これを行うとあっという間に資金が目減りする可能性が高まります。借金がきついときは考えがちですが、やってはいけない方法の一つと言えます。
リボ払いにしてしまう
リボ払いは目に見えて月々の返済額が減るため、安心してリボ払いを選択しがちです。ですが返済期間が長くなるうえ、リボ払いの金利は15%以上と高く設定されているため将来的に借金は予想以上に膨れ上がっていきます。
最終的に自力での返済が難しくなるケースもありますので、安易にリボ払いにしない方が無難です。
クレジットカードを現金化する
クレジットカードのショッピング枠を利用して業者が指定する商品を購入し、その後当該商品を業者に買い取ってもらうことで現金を得る仕組みを「クレジットカード現金化」と言います。
まれにWeb広告などで見かけることはありますが、正式にカード会社が認めている方法ではありません。
仮に規約違反としてカード会社からペナルティを受ければ、カードが利用できなくなるだけでなく、信用情報に傷がつきブラックリストに載る可能性もあります。
こういったことに加え、業者が買い取る値段は手数料などが引かれるため、購入した額よりも安く見積もられます。
こういったものは利用すればするほど損をしますので、借金の返済がきつい場合に行うと逆効果となります。
ヤミ金を利用してしまう
ヤミ金を利用すると法外な利息によって借入れ前より借金で苦しむことになります。ヤミ金とは貸金業者の登録を行わずに無登録で貸付を行っている違法業者のことを言います。
ヤミ金は違法な取り立てなども行ってきますので、精神的負担も半端ではなくなります。借金の返済がきつい場合にはもっとも利用してはいけない方法とも言えます。
まとめ
借金の返済がきつい場合には、まず身の回りで何かできることを見つけ出していきましょう。固定費削減や浪費を改めることがもっとも簡単にできる方法と言えます。それでも借金返済の目処が立たない場合は債務整理を弁護士に依頼することも一つの手です。