自己破産をすると住宅ローンはどうなるかについて気になる人も多いでしょう。自己破産をする場合、住宅ローンについてはいくつか注意すべきことがあります。本記事では自己破産した際に住宅ローンはどうなるかについて解説します。
自己破産すると住宅ローンはどうなるのか
自己破産は債務(借金)をゼロにする債務整理です。そのため住宅ローンなどもすべて免除されます。ですが、住宅を所有している状態で自己破産を行うと管財事件となるため、破産管財人が債務者の自宅を売却し債権者への返済に充てます。つまり自宅は手放すことになるのです。
自己破産すると住宅ローンは保証人・連帯保証人が肩代わりすることになる
住宅ローンを組む際に保証人・連帯保証人をつける場合もあります。もし、住宅ローンに保証人・連帯保証人がついた状態で債務者が自己破産を行うと、住宅ローンの残債は保証人・連帯保証人が負うことになるのです。そのため、もし保証人・連帯保証人がいる場合は、自己破産を行う前にしっかりと協議する必要があります。
自己破産すると住宅ローンは組めるのか
自己破産すると信用情報機関に事故情報が登録されてしまいます。いわゆるブラックリストに載るという状態です。信用情報機関に事故情報が登録されている5~10年の間は住宅ローンを組めなくなります。
まとめ
自己破産すると住宅ローンは免除となりますが、住宅を手放す必要があります。また保証人・連帯保証人がついている住宅ローンの場合は、残債がすべて保証人・連帯保証人へ回ってきます。こういったこともすべて把握したうえで、自己破産を行うことをおすすめします。